内定辞退・オワハラ
『内定辞退』、『オワハラ』
就活をしていたら誰もが気になるセンセーショナルなワードです。
エンカレを利用してくれている23卒のみんなの中には、めでたく内定を獲得した人もちらほら出てきました。
そんなホットな話題について、エンカレ名市大支部の3人の論客で議論してみました。

【A君】
就活そんなちゃんとやってなかった出遅れ組。
右往左往しながら就活してた。ぐーたら男。

【B君】
3年夏にインターンに行きまくり、早期選考で第一志望に受かる。

【Cちゃん】
待遇のよさそうな大企業を片っ端から受けてた

【Dちゃん】
2年生の時から就活をはじめた就活ガチ勢
先攻:ガンガン内定辞退しよう派 Dちゃん

「私が就活してた時は、もうバンッバンに内定とりまくってそのぶんバリッバリに辞退しまくってましたね。そんなことせず普通に行きたい企業にだけ集中して頑張ればいいという主張も分かりますが、そんな一点突破ができるほど企業が絞れており、かつそれができるほど自分の能力に自信がある人は非常に少数のはずです。大多数の学生は私と同じようにたくさんの企業を受け、いくつか内定を獲得し、その中から自分が本当に行きたい企業はどこなのかを熟考して選択する。そういうルートをたどるのではないでしょうか。ただ、採用活動をする企業側もそういうことをされると困るので、いわゆるオワハラのような防御策をとってくる例も少なくありません。人事の人も来期に入社する学生を一定数集めるということを仕事で行っているのでしょうがないことだとは思いますが、それにバカ正直に従って自分の就活の幅を狭めるのは誠実とか優しいとか通り越してメガトン級のバカです。ある程度うまく立ち回ろうとするだけのしたたかさは持っておいてしかるべきだと思います。特にエンカレを利用して早期選考とかうけて既に内定を持ってるような優秀な人こそ、真剣にこれを考えておくべきです。優しい人事の人はあなたの人生の責任を取ってはくれません。

「選ばれないのは苦しいけど、選ぶ側になってもそれはそれで苦しいなんて、就活は難儀なものだねえ。」
後攻:そういうのはよくない派 B君

「なんというか、そういう企業のことを『敵』とみなすような考え方を発信するのはいただけないぞ。内定をくれるということは、俺たちの能力と人格を認めてくれて、一緒に仕事をしたいと言ってくれたということだ。就活をした人はみんな同じ気持ちになると思うが、その瞬間ほど嬉しいものはなかなかない。残念なことに内定をくれた企業すべてに行けるわけではないから内定辞退をしないといけないが、その時には最大限の礼儀を尽くして挨拶するべきだ。自分を選んでくれたことへの感謝と、行けなくなってしまったことへの謝罪を心を込めてすれば、普通の企業は快く了承してくれる。内定辞退の時の対応で、その企業がホントにいい企業なんだなあと感じることは就活あるあるだよね。誠実であることをメガトン級のバカとか言い放ってしまう人か、誰に対しても礼をもって振舞える人か。どっちのほうが素晴らしくて成功する人かと言うと考えるまでもないと思うけどね。」
バトルタイム

「一応先に言っておきますと、内定辞退する時には礼儀を尽くせというのは私も当然分かっている前提の話ですよ。私が強く主張したい点はその先にあります。就活生はすべからく、ある程度の防御意識を持っておかなければならない。」

「防御意識?」

「内定を出した学生には極力辞退してほしくないと企業は基本的に考えているという点です。そりゃそうですね。この考えが強い企業ほどあの手この手で学生を囲い込もうとします。この事実を理解せずにホイホイ従ってしまうのは非常に危険です。」

「というわけで実際の例をもとに学んでみましょう!!」

「なんかはじまったぞ。」
①「内定承諾書」を書かされる

「これあるあるですねえ。滑り止めの最終面接でその場で内定をもらって喜んでたら、そのまま別室に連れていかれて内定承諾書を書かされたことがあってなかなかヒヤヒヤするものです。」

「その場ではなかったけど、私も後日書かされたな。」

「家に帰ってすぐにググって、内定承諾書に法的拘束力はないということを知ってホッとするまでがセット。」

「ちゃんとした雇用契約が発生したわけではなく、なんか契約した感を出すための儀式ですね。でもサインしてハンコまで押すとなるとなかなか緊張するものです。私としてはとりあえず書くだけかいて、普通に就活を継続するべきだと思っています。」
②内定者懇親会、研修、面談が頻繁にある

「これもあるあるですねえ。辞退する予定の企業の懇親会ほど微妙な気持ちになるものはない。」

「かといって、行かないのもアレなんだよね。他の企業が全部滑ったらそこに行くわけだから、それを考えたらイベントごとを休むのは何か心証悪そうな感じあるし……。」

「ネット上では時間を拘束するためにこれをやると書かれてある記事が多いですが、個人的には内定者同士のつながりをもたせる方がよりタチが悪いと思っています。私の友人に内定者懇親会で仲良くなってインスタとかも交換しちゃったせいで辞退するの気持ち的にきつそうな人がいました。いい人ほどこういうやり方であれよあれよと囲い込まれそうなのが本当にタチが悪い。」

「俺も自分の内定先からインターンの手伝いとかさせられたなあ……。第一志望だからいいものの、滑り止めだったらそんなことしてらんないよね。」
③他企業の選考と内定を辞退させられる

「こんなん今時ほんとにあるの?」

「オワハラの概念も有名なものですし、あんまりひどいことさせられたらネットで一発で拡散されるので企業側も慎重にやってるはずですけどね。実際にこういうのに遭遇したらむしろ特殊ケースなので喜びましょう。」

「実際言われると喜んでる場合じゃないけどね。〇〇〇〇〇〇の最終面接のときにこれ言われてさすがにドキッとしたよ。もちろん『はい! 就活辞めます』って言って内定もらって後々辞退しました。」

「そんなとこそもそも受けるなよ。」

「その時NNTだったからどうしても内定欲しかったんですう。それにそんなの受ける前じゃわからないし。」

「こんな強硬なことをしないと採用予定人数を確保できないその企業の方に問題があるように感じますね。」
④人に紹介されて選考受けたのでそもそもなんか辞退するの気まずい

「名市大生はあんまり当てはまらないだろうけど、理系だったら研究室とかゼミとか教授が企業とつながりあって、そのルートで選考受けるとかのパターンもあるよね。推薦状とかも教授から出てたりする場合は、辞退すると周囲に迷惑がかかるからなかなかつらかったりするらしい。」

「各種就活エージェントサービスを利用した場合はこれがネックになる可能性があります。よく広告出してる〇〇〇〇〇〇〇〇〇とか、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇とか。彼らは学生を企業に紹介することで収益を得ています。入社が確定した時に成約金が発生するタイプのビジネスをしている場合は、学生に内定辞退なんてされたらたまったもんじゃないでしょう。そういう圧力で辞退しにくいパターンもあるでしょうね。(このパターンも友人にいました)」

「エンカレも似たようなもんだけど、面接練習として活用する分にはいいけど、自分にとって不本意な就活に誘導されることがないように気を付けておかないといけないね。」
まとめ

「結局、内定保持問題はどうすればいいんだろうね。」

「内定を保持するということは、その企業との関係をちゃんと維持しないといけないということです。囲い込み圧の強い企業であれば、それによる負担も無視できるものではありません。早期に内定を確保できるような優秀な人ならば、このくらいの時期から『本当に行きたい企業を見つける』ことに集中することを検討した方がいいでしょう。内定を大量に確保したところで、行きたい企業がなければ意味はありません。」

「私は、一個だけ内定をキープするようにしてたよ。新しい内定が出たら古いのを辞退する、ってかんじでどんどん行きたい企業が残るようにしてた。」

「内定の処分にも困るなんて、ぜいたくは話だなあ。」

「わざわざ言わなくてもみんな賢明だから分かると思うけど、もし内定辞退をしなければいけなくなったらちゃんと礼儀をもって伝えるのが大事だぞ。自分を評価してくれたことへの感謝を全力で伝えて、その思いを胸に次の就活を頑張るんだ。」
名市大は学歴フィルターに通る?

先週、マイナビの『大東亜以下⑨』というメールの事件が起こり、「学歴フィルター」というものについて最近注目されるようになりました。本来はこのテーマだけで社会学の討論を長々とできそうなものですが、現在就活をしている身としてはそんなことはおいておいて、今自分に学歴がどんな影響を及ぼすのかを知りたいもの。
というわけで、『名市大は学歴フィルターに通るのか』、そもそも『学歴フィルターはあるのか』を討論するために3人の論客に来てもらいました。

【先攻:学歴フィルターはある派 Dちゃん】

「わざわざいう必要もないと思いますが、学歴フィルターはあります。これはもう明確な事実です。五大〇〇〇〇、外資〇〇〇〇〇〇、〇〇〇〇〇〇などで、一定以下の学歴は説明会に応募しようとしても『満席』と表示されて排除されることが当たり前のように横行しています。一般的に名市大が高学歴に分類されていることは私も把握していますしそこに疑問はありませんが、最上位の一流企業を目指す戦いをするなら『名古屋市立大学』の看板では明らかに力不足です。まあ名市大の学生なんてだいたい地元のしょうもない企業で満足するチンカスばかりなので学歴フィルターを自覚することは少ないでしょうが、あるものはあります。」
最新!「有名企業への就職に強い大学」トップ200校 | 本当に強い大学 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
学部卒業生の就職先(学生データ) | キャリア・就職 | 名古屋市立大学
2020年度卒業・修了者に関する就職状況【2021年5月1日現在】|国立大学法人名古屋工業大学

「学歴と就職先の強さに相関があるのはいろんな過去のデータで明らかです。超一流企業の採用大学を見れば、明らかに高学歴に偏っていることがわかるでしょう。まあ、一流企業には採用大学を公開していないケースも多いですけどね。もちろん、多少劣った学歴でも不相応な一流企業に内定を獲得するケースは数多くあります。しかし、一部の優秀で運のよい例外パターンを見てそれが自分にも当てはまると考えるバカも少なくありません。自分が名市大の中でどれくらい優秀な学生なのか。名市大生は大体どれくらいのレベル帯の企業に行くのか。それを正確に分析して把握しておくことが肝要です。東洋経済新聞が発表している『有名企業への就活に強い大学ランキング』では、名市大は73位。多くの一流大学と比べると明確に劣っています。学歴フィルターはある。名市大は一応高学歴ではあるものの一流企業のフィルターをくぐれるほどの力はない。この現実を把握せず、能力も低い人間が一流企業を受けても、ほぼ失敗するでしょう。」

「……なんか今回の議論ヤバいね。」

「前回の記事より『もっと過激にやっていい』って言われたかららしいよ。」
【後攻:学歴フィルターはない派 B君】

「あながち間違ったことを言ってるわけではないが、少々極論が過ぎるな……。学歴は所詮入り口の話に過ぎない。優秀でかつ運のよい学生が学歴フィルターをくぐりぬけ第一志望を射止める例は多い。個人的な話で申し訳ないが、〇〇大学から〇〇〇〇本総合職、キー局に内定した知り合いがいる。大学のレベルから考えるとこれは相当すごいだろう。君はそれを『例外的なケース』とひとまとめにしているだろうが、それは危険な思考でもある。ただでさえ名市大生は地元志向の学生が多く、悪い意味で受ける企業の範囲を狭めてしまう学生が多い。そして実際エンカレメンバーにも「もうちょっとレベル高い企業に挑戦してみてもよかったな」と述懐している者もいる。学歴フィルターという実態の見えない不安材料にかき乱されるエンターの背中を押し、可能性を広げるために挑戦させる。そしてそこで勝つために最大限の支援をする。それが俺たちがとるべきスタンスじゃないのか?」
【バトルタイム】

「論点がおかしいですね。私は学歴フィルターの存在の有無について具体的なケースを基に考えているのであって、私たちのスタンスがどうこうの話をしているわけではありません。その理想論チックな論理展開は、学歴フィルターはあるということを肯定しているが故の話なのでしょうか?」

「それは失敬。俺はただ、君の話があまりにも局地的すぎるという指摘をしたいだけだ。君の言う『一流企業』とやらで、学歴によって得られる機会の差が生じているケースは事実なんだろう。だが、日本にある大半の企業はそうでないケースの方が圧倒的に多い。実際にエンカレメンバーの中でも、学歴による有利不利を特に感じなかったという人の方が圧倒的に多かった。(聞きました)就職活動と言うのは最終的にはエントリーシートと面接。そこからあぶりだされる人間的魅力だ。カタログスペックに固執するのは、実際の就職活動の現場をみえていない考えと言える。」

「つまりそれは、エンカレにはちゃんと自分の分をわきまえて学歴フィルターのほぼない企業ばかりを受けた人が多かったということですね。」

「いちいち言葉にとげがあるなあ。」

「そもそも、みんなが学歴フィルターを感じなかったからといっても、裏では影響を受けていた可能性は多分にあります。たとえば名市大生は地元に行く傾向が強いために、多くの地元企業にOBOGを抱えています。その環境の中では名市大生が優遇されている可能性も否定できません。これは学歴フィルターで排除されるのではなく、有利になる逆パターンの話ですね。愚かなみなさんは自分の努力で内定を勝ち取ったと考えているかもしれませんが、実は名市大の看板に助けられていたという可能性もあるのでは? 」

「ぎくっ」

「俺はそれもほぼないと思っている。地元企業だろうが何だろうが、自己分析がガタガタで企業分析も中途半端なら100パー落ちる。そこに学歴なんて関係ない。名市大はまあまあ学歴があるから地元の中堅企業くらいは簡単に受からないかな…? なんて考えこそ俺がもっとも忌避する考えだ。実際に滑り止めと称して地元企業を受けまくった名市大生は多いだろう。そして結果はどうだ? なんだかんだ落ちた企業の方が大半のはずだ。学歴が選考に影響するなんてのは100の評価が101になるか99になるかくらいの話であって、それだけで戦局を左右する要因にはなりえない。君は先ほど俺の話を理想論チックといったが、俺からしたらとんでもない。結局は自分の人間性と表現力で戦わなければいけないという、就職活動の実態をとなえる冷徹な現実主義のつもりだ。これが人によっては希望となり、人によっては絶望となるだろう。」

「なるほど。では数値的に表れている結果についてはどうお考えですか? 学歴が高いほど一流企業にいくというのは明らかな傾向として成り立っています。もちろん学歴以外の様々な要因も合わさってこの結果になっていることは否定しません。しかし、事実として相関関係はあります。」

「例の東洋経済のランキングね……。悪いんだけど俺はそもそも『一流企業』っていう言葉がだいだいだいっきらいです。」

「ほう?」

「その記事では『一流企業』の定義として以下の指標を使っていると述べている。」
400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定。

「TOPIXとか日経225とかの日系上場企業の中でも有名な企業群に、非上場の大企業、最近ホットなベンチャー、外資系の有名な企業とかをいろいろ混ぜて400社を選出したんだろうな。たぶん本当に一流だし有名な企業のラインナップになってるだろう。」

「そうでしょうね。普通に参考としてどの企業を選出したのか気になるところです。」

「気に食わないな。」

「はい?」

「こういうランキング的なヤツは、日本の産業におけるごくごく一部の企業を抜き出したに過ぎないからだ。これに載っていない優秀な企業だってたくさんあるだろう。というかその方が多いだろう。特にこのランキングには関東本社の大企業がのりがちだ。東海圏の良い企業はほとんど選ばれていない。これは日経225を見ればわかる。東京の大企業を礼賛するこのランキングの尺度では、名市大のランクが低くてもしょうがない。だって、不利なフィールドで戦っているんだからな。」

「あとついでに、名市大はこういうランキングで上位に行きにくい構造の大学だとも思う。名市大の属性を分解したらこんな感じだろう。」


「いっこずつ論ずるのはめんどいので今回はしないが、名市大は一般的な一流企業に行くケースは少ない。俺はそれについては良いとも悪いとも思わない。そういう構造にあるからだ。それよりも、一流企業に行けば勝ち組、みたいな謎の競争意識が大嫌いだ。企業をブランドで捉えるような考え方がそもそもの問題の根っこなんだ。そんな幼稚な考え方をしているだから、そりゃ企業だって学生を大学ブランドで選ぶ。どっちもどっちだ。」

「へえ、それのどこが悪いのか私にはわかりかねますね。結局のところ大半の学生は一流企業を……。

「話がだいぶ脱線していきそうなので今日はここで終了します!!」

「なんだ残念。ここからが楽しそうだったのに。」

「二人とも思想丸出しのとんでもない論争で見てる側は非常にひやひやしました。どっちの言ってることもあってるようで、でもどっちの言ってることも相反するってのが難しいところですなあ。」

「これについては、たかが学生で就職市場のプレイヤーでしかない俺たちには分かりっこない事の方が多い。みんなも自分の立場で学歴について考えてみることが大事だろうな。」

「というわけで今回はここで終了。次回のテーマは『内定キープ、内定辞退、オワハラ』についてのバトルです。お楽しみに。」
名市大は学歴フィルターに通る?

先日、こんなニュースが話題になりました。
見た人はいるでしょうか?
『学歴フィルター』
就活をしていたら誰もが気になるセンセーショナルなワードです。
はるか昔から今までいろんな人が議論してきたでしょうが、絶対的な結論の出ないテーマの一つと言えるでしょう。
学歴フィルターは存在する? 存在しない?
あるとしたら私たち名市大はどうなる?
そんなホットな話題について、エンカレ名市大支部の3人の論客で議論してみました。

【A君】
就活そんなちゃんとやってなかった出遅れ組。
右往左往しながら就活してた。ぐーたら男。

【B君】
3年夏にインターンに行きまくり、早期選考で第一志望に受かる。

【Dちゃん】
2年生の時から就活をはじめた就活ガチ勢
前半戦:学歴フィルターはある?

「みんな知ってることをわざわざ今さら言う必要はないと思いますが、学歴フィルターはあります。低レベルな企業ばかりを受けている人間はないと言いがちですが

「みんなー。なかなか面白いニュースが来たぞ。『マイナビをめぐっては学生に送信したメールのタイトルに「大東亜以下」と記載していたことが明らかになり、大学名を基準に学生を選別する「学歴フィルター」を使っているのではないかとネット上で波紋が広がっています。』だってよ」

「マイナビのメール担当の人がミスって、テンプレートの文章を修正しないまま送信しちゃったって感じなのかな? まあ、こんなんが送られてきたらそりゃ、いろんな邪推をされるのは当然だよね。」

「これをめぐってネット上はえらいこっちゃになってるね……。これを機に『学歴フィルター』に関するいろんな議論が始まってる。」

「結構いろんな意見があって面白いね。個人的には『これは単なるターゲティング広告であって、学歴と採用の関係とはまた別の話では?』っていう意見がなかなか鋭くて興味深い。」

「東急グループのインターンの告知に関するメールらしいね。せっかくなんで東急グループからいくつか会社を抜粋して採用実績校を調べてみたぞ。」

より引用

より引用

「……こうしてみると、いわゆる『大東亜以下』の偏差値の大学からの採用が結構あるね」

「そうだな。この会社はそこらへんの偏差値帯の学生を多く採用している。だからその偏差値帯の学生に向けて専用のメールを送った。そう考えれば今回の騒動はそんなにおかしな話じゃない。」

「まあ確かに。そういやぼくも『東海地区の企業の採用について』のメールよく来てたわ。あれもそういうグループ分けの結果振り分けられてたんだろうね。」

「そう考えたら別に普通のことかもしれないけど……。でも偏差値帯によって学生をグループ分けしてたのは事実でしょ? それは学歴による扱いの違いってことにならない?」

「マイナビ曰く、単純に人数を分けるためらしいけどね。」

「しょうもない言い訳だなあ。」

「クライアントへの迷惑を考えると、そういう苦しい説明をせざるを得ないんだろうね。」

「学歴によって就職に有利不利があるなんてみんなうすうす感じてるけど、企業はそりゃおおっぴらに言う訳ないよな。」

「そういうもんだよね。」

「いい機会だからせっかくなんで、ぼくら名市大生の視点から学歴フィルターについて考えてみようか。」
名市大は学歴フィルターに通る?

「議論するのはいいけど、そもそも『学歴フィルター』は存在するものとみなすんだね。」

「言葉の定義が不正確なのがちょっと問題だな。本来は一定以下の学歴の学生は問答無用で落とすっていう文字通りのフィルターを『学歴フィルター』って呼称してたっぽいけど、最近は結構拡大解釈されてる気がする。学歴の差によって生じる有利不利をひっくるめて『学歴フィルター』って呼ぶこともあるよな。」

「有利不利と言っても、学歴低い人を排除するフィルターがあれば、学歴高い人を優遇するフィルターもあって、本当にいろいろあるだろうしね。」

「実際どうなんだろうね。みんなの就活の時はそういう学歴の影響感じた? ぼくはあんまり感じなかったよ。」

「私も正直そんなにかな。」

「俺も感じなかった。」

「全員同じであんまりおもしろくない。」

「僕たち学生の視点では分からない事の方が多いけど、少なくとも体感するほどの有利不利を感じたケースは少ないみたいだな。ちなみに俺は実際に名市大は有利にも不利にもならないくらいのポジションだと思ってるぞ。だから、エントリーシート出して落ちたら大学名がどうたらの前に単純に内容が悪いだけと考えた方がいいだろう。」

「辛辣だ……。」

「まあ、でも実際そうだろうね。超超一流企業だったら実はフィルターに引っかかるとかあるかもしれないけど、たぶんすごいレアケースな気がする。

「学歴で足切りされるようなことはほぼないかもしれないけど、上位層の争いだと、ちょっと不利になったりとかないのかな? それこそ周りが東大生ばっかりならすごい厳しそうな感じするけど。」

「集団面接とかグループディスカッションで、他の人の学歴強いのばっかだとビビるよね。」

「就職実績のデータを見れば、一流大学は一流企業に行く数が多いし、一流企業もある程度高い学歴からしか採用してない。『フィルター』ほど理不尽なものではないにしても、学歴の高さと就職の強さに相関があるのは事実じゃない?」

「まあ、一理ある。でもその違いは学歴っていう看板の影響ではないと思ってるけどね。いい大学いってるヤツは優秀であることが多いし、カスみたいな大学いってるヤツはカスみたいなヤツばっかりっていう人の中身の方が影響してるんじゃないか。」

「口が悪いなあ。」

「せっかくだから、学歴と就職の関係が分かりそうな記事をいくつか貼ってみるね。」

「でたでた。こういうランキング記事ってみんな好きだよね。(笑)」

「なんかバカにされてる気がする……。まあ、信頼性は微妙かもしれないけど、分かりやすいからね。インターネットネイティブの悲しき性だよ。」

「有名企業への就職率は……名市大は73位か。……低くね?」

「それに引き換え、豊田工業大学4位、名古屋工業大学7位、名古屋大学12位、と他の名古屋の大学が軒並みすごい。」

「それに限らず、旧帝大、早慶、MARCH、関関同立、その他上位国公立の大半は50位内に大体おさまってる印象だな。」

「あっきらかに大学の偏差値とかブランドと、就職の強さ関係してるじゃん。やっぱり学歴フィルターはあるぞ!!」

「そーだそーだ。なんだかんだ学歴は大事みたいだぞ!!」

「関係があるのは事実だろうな。だけどそれはさっきも言った通り本質的には中身の話だ。このランキングは大学の強さというよりは、その大学の学生の、性質の傾向を示すものだと思うぞ。」

「なんか難しそうな事言い出したな。」

「別にシンプルなことだ。このような大学ごとの就職先の違いは以下のような要因で決定しうると俺は思っている。

「いろいろあるね。」

「偏差値や大学ブランドはもちろん大事だが、それ以外の要因もいろいろ関係するだろうからな。」

「よく考えたら高ランクの名古屋工業大学、豊田工業大学はともに名市大とだいたい同じくらいの偏差値だしね。このへんは偏差値と言うよりも学部の影響かな?」

「東洋経済のその記事にも書いてあるけど、理系は有名企業への就職が強い傾向にあるらしいね。名工大の就職実績見ても、有名なメーカーに行く人が多すぎる。」

「対して、民間就活する名市大生は人文社会学部と経済学部がボリューム層で、明らかに文系に偏っている。そういう構造もこのランキングの差を生んでいる要因だろうな。」

「くそー。やっぱり文系は不利かー。」

「その判断は安直すぎると思うけどな。現に、一位の一橋は文系の大学だし。学部ごとに行きがちな就職先の傾向があるっていうだけの話だと思うよ。文系は理系の専門性を羨ましがるかもしれないけど、理系も文系の選択肢の多彩さを羨ましがるだろう。」

「学部に関しての議論はまた今度だね。」

「他の要因で大きいのは、やっぱり地元へのこだわりかな。首都圏の大学とのランキング差を生む一番の原因はたぶんここだろう。」

「確かに。体感の話だけど地元にこだわりたいっていう人はかなり多い気がする。」

「そうなると、そのランキングの集計対象になっている『有名企業』とやらに行くケースは少なくなるよね。」
有名企業400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定。

「これはつまり日経225とかTOPIXやらに、非上場大手とか有名な大手子会社とか最近あついベンチャーとか(それをベンチャーと呼ぶのかはよく分からん)を加えて選んだんだろうね。そのへんの企業って関東本社で全国的に展開してるとこが大半だ。」

「そうなると、地元就活する人が多い大学はそのランキングで上に行きにくいってことになるね。そこらへんも、名市大のランクがやたら低い原因なのかな。」

「〇〇〇系列の〇〇〇〇〇メーカーとか入ってるの少ないだろうなあ。〇〇〇〇はごっそり入ってないだろうし、〇〇〇〇も入ってるか怪しい。名市大生が行ってる〇〇〇〇とか〇〇〇〇〇とかいい企業なのにたぶん入ってないよなあ……」

「不利なランキングってことかあ。」
名市大は地元では有利?

「ただ、私の就活してた時の体感として、名市大は東海圏の企業はちょっと有利なんじゃない? って思ってるんだけど。」

「俺は地元ではあんまり就活してないからあまり分からないけど、そうなの?」

「なんか人事の人に『へえ~名市大は優秀ですねえ~』ってよく言われたし、OB訪問でも名市大の人にいろいろ会わせてもらってすごく参考になった。」

「ぼくも名市大とはいい大学行ってますねえってそこそこ言われた!!うれしい!!」

「リップサービスっぽいけどなあ。」

「適当におだてられてると分かっていても嬉しいものなんです。」

「OBみたいな名市大生とのつながりは就活にすごい役立つものだと思うけどね。同じ立場の人の話は自分にも通じるところが多いし。『名市大生を採用した企業』という時点で学歴フィルターを抜けられていることは証明されてるし。さっきは名市大は有利にも不利にもならないくらいのレベルって話があったけど、こういう人のつながりによる局地的な有利はあるんじゃないかな。」

「ぼくが内定出た企業もゴリッゴリに名市大生のつながりがあるところだったから、大学名による恩恵は少なからずあった気がする。」

「そうなのか……。それはなかなか無視できないメリットだな。それは有利になると言えるだろう」

「ここで大事なのは、『選考で有利になるわけではない』ってことだね。だけど、名市大生のつながりで得られる情報を基にエントリーシートや面接の準備を作りこめばそれは明確に他の学生との差別化になる。先行で有利になりはしないけど、そういう形で間接的に選考に有利に"する"ことはできる。」

「そうやって考えると大学って就活において大事だね。結局大学が大事なのか大事じゃないのかよく分からなくなってきたぞ。」

「こういう二元論でどっちかが正しいって言い切れるケースの方が少ないわな。学歴は就職に影響する要素だが、それにとらわれすぎても現実を見失う。両方の意見に耳を傾けながら、自分なりの思想を作ることが大事だ。まあ、俺は学歴はそんな関係ない派だけど」

「約5000字の文章読ませて『結局どっちか分からないね☆』って結論になるのしょうもないね。」

「それはもうしょうがない。」
シャッフル面談をしよう!!

「就職活動において『先輩の経験』っていうものはノウハウとして蓄積されていってくれると助かるけど、現実問題そういうのは少ないよね。大学のつながりによる恩恵も、相当豊かな人間関係持ってる人じゃないと活かしにくい。」

「コロナで『人のつながり』の多くが壊滅したから、余計厳しいよね。」

「ところが、後輩のため就活のアドバイスを全力でやってくれる頭のおかしい集団がいるらしいぞ。」


「今回の学歴の話もそうだけど、就活の考えや意見なんてマジで様々で正解はないからね。時代によっても、人の立場によっても、目指す業界によっても、容易に変わってしまう。だから、いろんな人の話を聞いて自分の考えをアップデートすることは大事なはずだ。」
【短縮版】滑り止めの企業でも第一志望ってウソつくべき?

就職活動の中では、絶対に入りたい企業以外でもエントリーする状況は往々にしてあります。その際、面接で志望度を聞かれた時はどうこたえるのが正解なのでしょうか。そしてそもそも、第一志望ではない企業を受けるのってどうなんでしょうか。
今回はこれについて議論するために、3人の論客に来ていただきました。


【結論】
予想できてたことですが、どっちが正しいかを決めることはできませんでした。
第一志望とウソつく(第一志望じゃない企業も受ける)ことには大きなデメリットがある一方、無視できないメリットもありました。
反対に、第一志望と自信をもって言える企業しか受けないスタイルの就活にも、メリットとデメリットが混在していました。


「こうやって考えてみると、『面接で第一志望ってウソつくかどうか』の議論は『第一志望以外の会社をどれだけ受けるか』っていう議論の延長線上に過ぎないんだな。」

「第一志望の企業を決めてそこに集中するのがいいに決まってるのはそうだけど、大半の人はたぶんそんなに決められないよね。だから現実的に方便使いつつ就活することになると思うけど、そのデメリットはちゃんと把握しておかないとね。」

「それは第一志望の企業・業界を既に決められている人にとっても同じだな。星の数ほどある企業の中で既に第一志望が決まっている、という状態は良いように見えて、『視野が狭すぎて他が見えていない』が故に第一志望が決まりやすかっただけの可能性もある。正直者として就活に挑むのにも相応のデメリットがあることは自覚しておくべきだな。」
みなさんは今のところどっち派でしょうか?
自分の能力・思想・環境・作戦に応じて、どの選択が最良なのかは変わります。
選択に伴うメリットとデメリットを勘案し、その選択には自分の人生をもって責任をとる。
そういう意識が就活では大切だと筆者は思っています。
議論の全容はこちらから!!
長すぎて記事にするにはアレだったので、本文はこちらに載せました。ヒマでヒマでしょうがない人か、就活の事を考えたくて考えたくてしょうがない人は読んでみてください。きっと無駄にはなりません。
【宣伝】


「シャッフル面談すると何がいいと思いやす?」

「やっぱり、いつもとは違う人からの意見が聞けるというのはいいものだぞ。意外な自分の強みや弱みに気づけることは多い。メンター図鑑を見て、興味のある人を探してみるのがおすすめだ。」

「今回の議論もそうだけど、就活っていろんな考え方があるからね。今のメンターとは全然違うタイプの人にあえて面談してもらったりとかしたら刺激的でいいかも。」

「担当メンターに『誰がおすすめ?』って聞いてみるのもいいかもね。」
さあ、シャッフル面談してみよう!!
滑り止めの企業でも「第一志望」ってウソつくべき??

就活においては悩ましいことが非常に多いです。
表面的な選考対策にはある程度正しいとされているやり方がありますが、それ以外は何が正解か分からないものがほとんど。
その中の一つである「志望度ってウソつく?」というテーマについて討論するために、今回は三人の論客に集まってもらいました。
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【A君】
就活そんなちゃんとやってなかった出遅れ組。
右往左往しながら就活してた。ぐーたら男。
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【B君】
3年夏にインターンに行きまくり、早期選考で第一志望に受かる。
現実主義者。
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【Cちゃん】
労働環境や待遇のよさげな大手を色々受けてた。
割と口が悪い。
人によって就活の作戦ってちがうよね
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「……というわけで、今日はみんな集まってもらってありがとう!
どんな企業を受ける時でも『第一志望』と答えるべきなのかという就活生永遠のテーマについて討論していくぞ~。」
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「永遠のテーマなのは確かにそうかもね。Googleで『就活 第一志望 ウソ』ってググると、これについての記事がめちゃくちゃ色々出てくる。結構記事によって意見真っ二つに割れてるね。」
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「就活エージェントや新聞社みたいなちゃんとしたとこの記事は「ウソつくな!」って言ってて、匿名度の高いネットのはきだめ系サイトは「ウソつきまくれ!」って言ってる印象だな。」
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「実際んとこみんなの就活の時はどうだった?
ちなみに俺はガッッッツリ噓ついてたよ。」
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「私も基本的に「御社が第一志望です!」って言い切ることは意識してたかなあ。ただ本当の第一志望ではないにしろ、ある程度いいと思って選考受けてたのは事実だからA君と一緒にされたくはないよ」
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「ひどいなあ」
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「僕はその点はほぼウソついてないタイプだな。基本的に自分が絶対行きたいと思うごく一部の会社しかエントリーしてないからね。」
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「模範的だね。そもそも第一志望しかエントリーしないってのは大事っぽいね。そうすりゃそもそもウソつく必要ないし」
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「僕は就活生全員がそうすべきだと思ってる。興味ない会社も手あたり次第エントリーしまくるみたいな前時代的な就職活動は、双方にとってデメリットしかないでしょ。だからそもそも就活において『滑り止め』っていう言葉自体がそもそもそんなに好きじゃない。」
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「B君はたしか、3年夏のインターンに行った会社がいいと思ってそのままスムーズに早期選考受けたんだよね。その結果すんなり受かったと。一番効率的に就活したって感じだ。」
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「一方でCちゃんはどんなかんじだった?」
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「うーん。私はそもそもB君みたいに絶対ここに入りたいっていう本気の第一志望がないまま就活してたんだよね。とりあえずいろんな企業の内定もらって、選択肢ができてからじっくり考えればいっか、って思ってたから。私はぶっちゃけガクチカも弱いし面接もそんな上手な方じゃなかったから、第一志望決めて一点突破みたいなリスクを負う気概はなかったな~」
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「運よく早期に行きたい会社を見つけられた僕と違って、大半の人はそんなかんじなのかなあ」
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「うん。むずかしいね。」
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「人によってこれはいろいろ考え方の違いが出るね。じゃあちょっと質問を変えようか。」
志望度を聞かれた時に『第一志望』と言い切らなかったらマイナス評価になる?
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「ちなみにぼくはマイナス評価になると思う。」
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「そりゃなるよね。」
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「マイナス評価になるかまでは分からないけど、『第一志望』と言い切った方が好印象なのは間違いないだろうな。」
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「ここは大体みんな一致したね。」
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「人事の人が就活生を評価する基準をすごい大雑把にとらえるなら、
①能力が高いか ②会社と相性がいいか ②志望度が高いか ってところかな。どんな優秀な学生でも、内定辞退されたら何の意味もないわけだし、会社の考え方によっては志望度が低いだけで選考上致命的なダメージになることは想像に難くない。」
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「なるほど。『日本語・英語・中国語のトリリンガルで、学生時代にはサークルを立ち上げて100人規模に成長させてサー長やってました! あとカンボジアに学校を10個たてて、趣味でプログラミングを勉強して起業して、事業売却して1億儲けたりもしました!』みたいなやつが来ても、志望度がゼロなのがみえみえなら内定出す意味もないよな。」
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「たぶんそいつ就活する必要ないね。」
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「だから普通に考えて滑り止めを受ける時でも『第一志望です』ってウソつくのは妥当だと思うけど……それだけでうまくいくわけではないからな。」
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「結局、深掘りされた結果、『あ? こいつホントは志望度全然高くないな!』ってばれたら何の意味もないもんね。」
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「そうだよなあ。正直俺は手あたり次第いろんな企業にエントリーしてたけど、なんだかんだ内定出た会社は大体志望度80%くらいのとこばっかで、30%くらいのとこは軒並み落ちた気がするわ。小手先のウソつくだけで乗り切れるほど就活甘くないんよな。」
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「そうそう。結局ウソつくのなんて選考対策では効果薄いんだよ。」
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「まあ確かに。でも、私なんだかんだでぜんっぜん志望度高くないところも第一志望です感だして結構内定もらったりしたよ?」
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「まあ、そういう例も出てくるよな。ただ、僕はそういう企業は大体しょーもない企業だと思ってる。」
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「お! 結構攻めた発言出ましたねえ!!」
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「なんでうれしそうなのさ。……まあしょーもないかは私には判断できないけど、志望度にウソがあるような状態だと競争率の高い企業の選考は通用しないってのはまあそうだろうね。」
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「仕方なく滑り止めを受けるにしても、『第一志望ってウソつけばなんとかなる』なんてナメた根性してるヤツがやっていけるほど甘くない、って気持ちでいるくらいがちょうどいいと思うよ。」
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「ちゃんと考えてみると、意外と普通な結論になりそうなもんだね。ホントはもっと過激な意見のぶつかり合いが見たかったけど……」
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「うーーん……。そりゃウソつかない方がいいなんて小学生でも分かるけど……。それはなんというか『強者の論理』ってかんじがするんだよねえ。」
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「強者の論理?」
ウソつかなくても就活できるのは強者の論理?
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「これは志望度の話だけじゃなくてガクチカとかも含めた『就活でウソついたり盛ったりしていい?」っていう大きいテーマにもつながると思うんだけど、自分のありのままをさらけ出して就活したら全く勝負にならないんだよね。第一志望とか云々以前にそもそも働きたくないし。『学生時代に培った力を活かして御社で活躍したい』とか『ビジネスと社会課題の解決を両立している御社の理念に共感しました。』みたいなかっこよさげなことを心の底から思えるほど志もって生きてないし。」
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「志はたしかに俺もあんまりだな。」
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「それでも社会人にならないと経済的にも社会的にも困るから仕方なく就活の事考えてるわけで。そういう『就活弱者』からしたら、多少のウソついて、面接官の前にそもそも自分に暗示かけてなりきるくらいの作戦は必要だと思うんだよねえ。本当の第一志望が見つからないからって、見つかるまで無限の時間があるわけでは全然ないから。」
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「なるほどねえ。確かに『ウソはつかない方がいい』なんて当たり前の理屈はいざ困ってる子に言ってもほとんど意味ない正論なのかもなあ……。」
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「俺はそもそも就活の事全く考えず、インターンもいかないまま4月を迎えるっていう出遅れ組だったからなあ。チンタラ考えてる暇ないから手あたり次第エントリーして面接受けて、落ちたら反省して、運よく内定出たらそれを次でも活かして……ってのを数か月全力でやってなんとか間に合った。そこではめっちゃウソついてたからなあ。頭よくない作戦だったと今でも思うけど、あの時の俺にとっては最善の策だった気がするなあ。」
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「場合によってはウソが必要な人だったり状況はあるっていう理屈は分かるけど、やっぱりなんとなく僕は受け付けないなあ。学生と会社、それぞれが本音をぶつけてマッチングを目指すのが就活だよ。」
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「B君みたいに能力もやる気もある人が言うならいいんだけど、能力的に全然大したことなくてやる気もとぼしいくせに『ウソはつきたくない』っていう無駄に潔癖な人もたまにいるからね~。」
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「メンターにあるまじき発言だなあ。」
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「結局、最初から話は平行線のままだね。人によって状況は全然違うしもちろんベースの考え方も違うから、この議論にどっちが正しい正しくないは決められそうにないな。」
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「まあ、そりゃそうなるよね。じゃあ、最後に両方の考え方に伴うメリットとデメリットを考えてみようか。」
就活の作戦のメリットとデメリットを考えよう
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「ではまず、『第一志望とウソつかない(ほんとに行きたい会社しかエントリーしない)』のメリット・デメリットから。」
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「メリットは明確だな。志望度の高い会社にリソースを多く注げる、本音でぶつかるからマッチング式の就活ができる。(名工大ではこれを結婚式就活って呼んでるな。)」
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「マッチングを大事にしてるんだね。」
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「うん。僕がウソつくべきでないと思ってる最大の理由はこれだよ。就活ってのはいい企業の内定をもらうことがゴールではないからね。自分が活躍できる環境で働き続けることが最大の目的だよ。どんなにいい企業に入ったって、それが自分と会ってなくて3年以内にやめちゃうようじゃ全然ダメだろ?」
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「とりあえずウソついて、自分をよく見せてでも内定とることの最大のデメリットはそれだな。そもそも自分を偽ってるからマッチングもクソもない。」
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「じゃあ逆にウソつかないことのデメリットは?」
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「Cちゃんの話の通りになりそうだな。そもそも本気の第一志望が見つけられていない人にはこれは不可能。また、必然的に受ける業界や企業をかなり絞ることになるから、もしダメだった時に被るダメージは相当なものになるだろうな。」
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「いいところまで行ってから落ちるのって、2週間くらいひきずるダメージになるよねえ。志望度が高かったならなおさら。」
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「精神的ダメージもそうだし、時間的猶予のダメージも大きそうだな。第一志望に落ちてそこから次を考えよう、という時に他の興味あった業界や会社のエントリー受付が終わったりしてたらもうどうしようもない。選択と集中にはそういうリスクがあることは覚悟しておかないといけないな。」
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「ぼくはそんなリスク以上に、本音でぶつかることに計り知れないメリットがあると自分で思ってたから、今でも後悔はないよ。」
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「じゃあ、一方でウソつくことのメリット・デメリットも考えようか。」
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「B君の話のほぼ裏返しになりそうだね。メリットとしては、滑り止めを受けることでリスクヘッジになる。そして、就活弱者にとっては自分を飾ってでもとにかく行動することが必要。」
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「あと、何回もいろんな企業を受けることで純粋に面接練習になったとも思うな。どーでもいい企業の面接をいくつも受けて場数を踏めたのは、第一志望の面接に絶対活きてると思う。」
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「どーでもいい企業を受けてるのは感心しないけど、練習になるっていうのは大事だな。」
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「それに、手あたり次第いろんな業界を見たのは自分の視野を広げるうえでもよかったと思うかなあ。あくまで時間的猶予が少なかった俺目線の話だけど。」
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「じゃあ、次はデメリットを考えよう。そもそもの問題として、志望度なんて基本的なところでウソつかないといけないようじゃ選考に通るのは難しい。」
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「まちがいないね。」
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「そして運よく内定が出たとしても、自分を偽って入る企業が自分とマッチしているかは怪しい可能性が高くなる。必要に迫られてウソつく人が大半にしても、この強烈なデメリットは絶対理解しておくべきだと思うよ。」
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「デメリットが両方とも本質的でいやになるなあ。」
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「ウソなんてつかなくてもいいように、自分が本当に行きたい企業を時間があるうちに探しておくのが本当に大事だね。」
【結論】自分に合った作戦を考えよう
いかがでしたでしょうか?
考えてみると、ウソつくかつかないか、のどっちが正しいかすら決まりませんでしたね。
筆者としては、
「どの選択にもメリットとデメリットがあることをちゃんと理解し、自分に合った方を考えて選ぶことが大事」
だと思ってます。そして、
「その選択に対する決定の責任を自分の人生で背負う覚悟」
も同時に必要だと思っています。
みなさんも、自分の就活の作戦を真剣に考えてみてください。

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